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松があるから梅になる

2015年05月09日 00:13

GW中、全国あちこちで無料入門講座が開かれていた。
この無料をもっと意味あるものにするには、一工夫が必要だ。

「松」 5千円(定員5名)
「竹」 千円(定員20名)
「梅」 無料(定員100名)

3つの囲碁入門をバランスよく開催していくのが理想だ。なぜか。

囲碁普及の面からは、無料で大勢に広めたほうがいいのではないか。
こういう意見もあるかもしれないが、それは違う。

100名参加の無料入門講座と、5名参加の5千円の入門講座。
将来囲碁ファンになる人、囲碁普及の面から見て効果はいい勝負。
もしかしたら5人5千円に軍配があがるかもしれない。
今まで数多くの現場を経験しての実感だ。最近の実例もある。

ここで何度かご紹介した「朝囲碁」は1回500円。
ワンコインで手軽に参加できるのがウリだ。
彼らがこの3月、毎週土曜に初心者対象で特訓教室を開催した。
1回3時間、1ヶ月(4回)で指導料が5万円。満席(定員6名)だった。

この値段と実績、驚く囲碁関係者も多いと思う。
「朝囲碁」は「竹」と「松」両方用意したのだ。(別途「梅」もやってるようだ)
初心者からしっかりお金が出てくることを証明した。
これからの囲碁界、ここに光明を見いだせる。

ご存じのとおり囲碁では「切る」という技がある。初心者にはよく
「切れるところがあったら、勇気を出してどんどん切りなさい」
と教える。しかしほんとうは、何でもかんでも切ったらだめだ。

切るぞ、切るぞと見せかけて、切らないことがあったり、なかったり。
それで初めて「切る」が有効になる。抜き身の刀を振り回しても、
相手にそれが撮影用のフェイクだと分かっていては、意味がない。

囲碁入門の参加者が「無料」を無料と感じるためには、
しっかりとした有料のものがラインナップになければならない。
無料しかなければ、それは「只のタダ」になってしまう。

松があるから梅になる。梅の意味がある。
全碁協でも、松竹梅、全部提供していきたい。

企画委員  根本 明


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