平成29年7月1日 全日本囲碁協会のHP、リニューアル&移転いたしました。
新しい全日本囲碁協会HPはこちらです。
https://zengokyo.jp





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全日本囲碁協会発足 一歩一歩着実に

2014年06月13日 20:05

 全日本囲碁協会がいよいよ発足しました。これまでの土台作り、出発時の準備などに努力された人達に敬意を表し、理事長という重責をできるかぎり全うしたいと思っています。

 日本の碁が中国や韓国にくらべて技術的に後れをとっていることは、さまざまな原因があっても事実です。しかしそれは、プロ棋士の奮起に期待しましょう。活動を始めた「GO・碁・ジャパン」が、少しずつ技術レベルを引き上げているようです。

 ゲーム性に主眼を置く新興国の囲碁にくらべ、精神性を重要視するのが日本の碁です。勝負の結果よりも内容に注目する風潮は、日本の碁の底流となっています。

 さらに、囲碁の効力――人間に与える精神的身体的効果の研究は近年ことに進み、多くの論文が発表されてきました。それらを基礎として囲碁への新しい視点を模索し開発して、いままで修養と一口に呼ばれてきた人間性への応用を分析し整理して、多くの人達へ示したいというのが全碁協の目的なのです。

 そのためには、一般社団法人から公益社団法人への昇格を目標にしなければなりませんし、なすべきことは山積しています。

 とはいえ、焦ることなく一歩一歩着実に前進しようというのが私の信条です。設立理事には高齢者が多く、新しい血を導入したい。徹底的に論議して、よりより方策を求めていきたいと思います。(談)

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理事長 菊池康郎

(平成26年6月13日号発行「日本の碁」第1号より)





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囲碁の医学的効用(1)

2014年06月13日 12:47

囲碁の医学的効用(1)

東京都立神経病院 飯塚あい

 この度、囲碁の医学的効用について数回にわたり記事を書かせていただくことになりました、脳神経内科医をしております、飯塚あいです。中学一年生で囲碁に出会い、東京都囲碁同業組合の元会長である山口晋氏が席亭をしておられた下北沢囲碁会館で級位者から有段者までの階段をのぼり、その後現会長である菊池康郎氏が師範である緑星学園で修行を積みました。そして日本棋院院生となりましたが、プロへの道のりの険しさを思い知り、かねてから興味のあった「人間が考える力」を解明することにつながる職業を選択すべく医師となることを決意し、高校二年生で方向転換をしました。

 大学に入学した後は、医学の幅広さに魅力を感じ、どの分野を専門にするか悩んだ時期もありました。しかし最終的に、脳の働きに最も係わりの深い分野である脳神経内科を選択したのは、「人間が考える力」の神秘に触れたいという思いからでした。それは、「人間が考える力」を最も必要とするゲームの一つである囲碁の神髄に迫ることにもつながると考えています。

 現在医師になって二年続ちますが、病院で働く医師という立場から、病気を抱え生きる気力を失っている入、年を重ねるにつれ社会との関係性が薄れゆく人が増加しているのを日々実感します。生きる気力がなく、周囲とのコミュニケーションが不足することは、ひいては心身の機能が低下するという悪循環をもたらすのです。そういった悪循環を阻止するために、生きがいを作ることは有効な手段であると考えます。

 また、現在の医学で問題となっている疾患として、認知症があります。認知症はいつ誰が発症しても不思議ではない病気であり、対処法も確立されていないため不安を抱えている人が多いのが現状です。しかし、認知症は普段の生活管理が予防、進行抑制につながることがあるという事実をうけ、脳の活性化やコミュニケーションを促進きせる、生きがい作りのツールとしても、いま囲碁が注目されているのです。

 なぜ、囲碁が注目きれているのか。囲碁の医学的効用は、これまでもいくつかの研究によって証明されています。東北大学の川島隆太教授の研究では、囲碁を知らない子どもに囲碁を教えることによって、数か月後には思考力、短期記憶力、総合的な作業力が向上し、脳の前頭前野(注意力、集中力などを司る部位)が活性化することが証明されました。また、浜松医療センターの大内氏の研究によると、囲碁は前頭前野だけでなく、頭頂葉(空聞を把握する能力などを司る部位)を、東京女子医科大学の林道義教授によれば、左脳よりも右脳でより活性化をもたらすことがわかっています。さらに、浜松医療センターの金子満雄氏の研究では、碁を打つ高齢者と打たない高齢者を比較すると、圧倒的に碁を打つ高齢者の方が認知症になる確率が低いという結果が出ているのです。

 このように囲碁の医学的効用は証明されておりこの事実をうけ、教育現場では小学校の土曜日授業や大学の講義などで正式に囲碁が取り入れられ始めています。しかし医療の現場では、未だ囲碁が取り入れられていないのが現状です。実際に囲碁が高齢者の健康増進、認知症予防や治療の一環として効果があることを証明し、「囲碁療法」を確立させることは、医学の発展、ひいては囲碁界の発展にもつながると考えています。

 次号から、「囲碁療法」確立のために現在進めているいくつかのプロジェクトについてご紹介させていただきます。囲碁界をより一層盛り上げるためにも、どうか応援よろしくお願いします。

(「日本の碁」第1号掲載/平成26年6月13日発行)


全碁協の目的と事業

2014年06月01日 22:02

 当法人(全日本囲碁協会)の目的と事業は以下のとおりです。

目的と事業

 当法人は、広範囲の年齢層に囲碁を普及し、その効用を啓発して人間形成に役立てることを目的としています。

 当法人は、上記の目的を達成するために、次の事業をおこないます。

(1) 自己開発による能力向上、視野拡大、挫折に対する耐性の修練などのための啓発事業

(2) レクリエーション効果による精神的身体的影響の調査とその周知事業

(3) 目的設定による気力増進、認知症発生抑制に関する調査研究とその周知事業

(4) 世代間、地域間の交流を促進する断絶解消事業

(5) 競技囲碁の発展を主とする団体と一線を画しながら、当法人の目的に合致する部分での連携事業






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