平成29年7月1日 全日本囲碁協会のHP、リニューアル&移転いたしました。
新しい全日本囲碁協会HPはこちらです。
https://zengokyo.jp





熊本地震!

2016年04月19日 19:07

              平成28年4月19日
  被災地の皆さまの安否が心配です。
  いまなお激しい余震が続いていますが
  いかがお過ごしでしょうか。
  皆さまのご無事を衷心よりお祈り申し上
  げております。
     全日本囲碁協会 理事長 菊池康郎
                 役員 会員 一同

アマ囲碁界に地殻変動

2015年07月20日 22:04

  -第10回朝日アマ囲碁名人戦-

 7月19、20日の両日開催されたアマ名人戦決勝で史上初の十代対決となり、大表拓都君が優勝、初のアマ囲碁名人となった。
 ひと足さきにプロ碁界においても近年、若手の台頭が著しく、近い将来、戦国時代の到来が予測されており、アマ碁界も歩調を合わせるように次々と次世代のルーキーが育ってきた。
 このような状況のなか、日本囲碁界もやがて中国や韓国などに伍して戦える時代が近いと予感される。
                                                           7/20記
                                                           菊池 康郎

囲碁の力

2015年01月05日 15:11

囲碁の力

全日本囲碁協会理事長
緑星囲碁学園代表 菊池康郎

囲碁の魅力とは

 見た目がむずかしそうでとっつきにくい。ところがやってみるとルールは意外に簡単でやさしく覚えられ、しかも面白い。というのが初めて囲碁を覚えた人の感想でしょう。

 初心の頃は面白いように上達しますし、そこに、好きとやる気と根気、この三つの「き」が加われば、どんどん腕が上がります。石が取れる嬉しさ、勝ったときの喜び、これが面白さの原点です。

 こうして囲碁の楽しさにとりつかれれば、例外なくもっと強くなりたい、もっと勝ちたいと希いますし、そのための努力をすればするほど奥の深さが感じられ、興味が尽きない。これが囲碁の魅力の原点でしょう。

 ところで、囲碁が四千年以上の昔に中国で生まれて今日まで、戦乱に堪えて綿々と受け継がれてきたのは、いったいなぜでしょう。そこには、優れたゲーム性とともに、いま一つ、大切な側面があるからだと私は思います。

 古来、中国には琴棋書画(きんきしょが)という言葉があり、文化、教養、芸術を代表させています。その中で棋は囲碁にあたり、四大芸の一つとして位置付けられてきました。

 また日本では礼節を重んじる伝統文化であり、知性、理性、感性を磨くよすがとして、人間性の向上に深く関っている面が注目されています。この点やや抽象的ですが、囲碁に係っておられる人たちは間違いなく実感していることでしょう。

 さらに、囲碁には脳の活性化、ストレス解消といった健康面の改善に役立ち、また周囲とのコミュニケーションを促進させる働きがあるなど、副次的な効果が多数認められています。これらの利点があいまって、囲碁の魅力になっていると思われます。

心を鍛える囲碁

 囲碁は、その対局を通じていろいろな思いが脳裡を駆けめぐり、心が揺れ動かされます。ときには高揚し、あるときは絶望するなと、悲喜こもごもの刺激を受けながら、その間に精神面の鍛えがなされるようです。

 具体的に精神力と呼ばれるものをランダムに挙げてみましょう。
 思考力 集中力 記憶力
 判断力 注意力 決断力
 反発力 忍耐力 胆力
 コミュニケーション力
などなど、さまざまです。

 これらの要素はウェイトの違いこそありますが、芸の分野では共通したものでしょう。武道、スポーツにも通じるものがあります。

 そして重要なのは、体験を通じて磨かれ身に付けた精神力は、とりもなおさず日常の生活面でも大いに役立つことです。この点、囲碁が人間性の向上に大きな役割りを担っているといわれる所以でもあります。

 囲碁が青少年の人格形成に役立つということは早くからいわれてきましたが、現在では多くの学校で囲碁が取り入れられるなど、教育面からも注目を集めています。

囲碁上達の土台

 視点を変えて、精神力と囲碁上達との関連に話を移しましょう。結論からいいますと、精神面を強化することこそ囲碁の上達に欠かせない土台だ、というのが私の考えです。

 上達のためには技術の習得はもちろん大切ですが、土台となる精神面の充実がなければ、いくら技術を積み重ねようとしても砂上の楼閣のようなもので、充分身に付けることがむずかしいのです。

 一例として、緑星学園の青少年向け指導の一端を参考までに挙げさせていただきましょう。学園では、生徒たちの成長の度合を姿勢面、精神面、技術面に分けて判断しています。

 姿勢面では、近ごろとくに気になる挨拶や返事。これに関しては、ちゃんとできなければやり直しをさせ、対局態度のような行儀面とあわせて、かなり厳しくしつけをしてきました。

 精神面は、前掲した精神力の項目を反省させ、何がたりないかを自分で見つけるようにします。ときには、姿勢面をも含めてレポートを提出させます。

 技術面については、ヒントは与えますが、内容についてはあれこれと説明をしないようにしています。自分で考えて解決するという自立性を重んじるためです。

 以上は青少年指導の一例で、まわりくどいようですが、急がぱ回われで、足が地についた指導を心がけております。

 一九七九年(昭和五四年)に発足した緑星学園は、その後多くの子女を育ててきましたが、永年の経験から技術偏重の指導方法を脱して、以上のような方針をとっています。これまでの経験からも、その方向は間違っていなかったと確信しております。

脳を活性化する囲碁療法

 だいぶ前から、囲碁はポケ防止にきくといわれてきました。それに加えて、脳の活性化につながる囲碁の効能について、昨今、医学的に解明する試みがいろいろな方面でなされています。

 社会問題にもなってきた認知症の予防法なども、今後の進展が期待されます。会報第1号以来、医学的見地からの執筆をお願いしている脳神経科医師の飯塚あいさんの研究記事は、広く注日されることになりました。近い将来、認知症をはじめとする囲碁療法が脚光を浴びることになれば、社会への貢献とともに、囲碁界にとっても大きな福音となるにちがいありません。

 今後、囲碁による健康面への効果、さらには広範囲な囲碁と医学の関係などについては、当協会の目玉の一つになりうると考えています。

今後の展開

 先般、当全日本囲碁協会(略称全碁協)では懸案のホームベージを開設し、会報とともに全国的な広報治動をおこない、あわせて会員としての参加を呼びかけております。さいわい、多くの有志のかたに当協会の趣旨をご理解いただいて、目下、会員数は急増中です。

 今後の予定については、次の一手として全碁協主体のユニークな棋戦の開催を考えています。個人戦のほかにペア碁、団体戦、ネット対局など。これらの催しによって会員同士の連携を密にし、外部との交流を深めます。さらに講演会、親睦会など、できるところから手がけてゆきたいと思います。

 そして将来的には、全国の碁会所、囲碁教室の倍増計画を実施して全国的な交流の輪を広げたい。さらに海外への親善ツアーなど、夢多き企画を打ち出してゆきたいと考えています。

 旧来の慣習にとらわれず、斬新な発想を採り入れます。そして、勝った負けたのゲームだけに終らせず、囲碁の持つ素晴しさを掘り起こして心の糧とする。

 これが当面の全碁協の石の方向です。

正会員総会 囲碁は人生のサプリメント

2014年08月14日 20:41

 予定されていた7月14日の正会員総会が無事終わりました。現段階で16名の会員中、欠席5名、1名は代理人出席です。

 自己紹介のあと、議長菊池、司会桑原、書記相場のもとで議事を順調に消化し、続いてフリートーク、懇親会へと進みました。

 そのなかで、皆さんが最も精彩を放ったのはフリートークの場面です。碁席の経営問題では、客層の大半を占めている高齢者や、女性、子ども、外国人への対応問題がこれからの焦点となります。また、団体客や喫煙者への対応もまちまちで、さまざまな案が出されました。

 日本の伝統文化としての囲碁を海外へ発信するときにも、しっかりした組織を作っておく必要性はみなさんが感じておられたようです。このことは、全碁協が囲碁のゲーム性を追及するのでなく、豊かな人生へのサプリメントとして囲碁を考える基本方針と合致しているといっていいでしょう。なすべきことは山積しています。

 近い将来、全碁協のホームページを立ち上げる件に関しても、具体的な方法については理事会一任となりました。

    ◇

 社員と会員の区別についてはのちに報告しますが、法律上のややこしい問題もしだいにクリアーでき、全碁協も形が整ってきたようです。

kikuchi.jpg 
理事長 菊池康郎

(平成26年8月14日発行「日本の碁」第3号より)




今後を決める正会員総会

2014年07月14日 20:28

 これまでは理事会が主となって全日本囲碁協会の進むべき方向を考えてきました。しかしこれからは、全会員――とくに正会員全員の協議によって方向の指針を決めていかなければなりません。その時機が来ています。

 正会員はこの法人の中核です。それぞれ個別の問題を抱えているにちがいありませんが、そのなかで全碁協一体となって解決できる問題も少なくないでしょう。個別の問題の共通項をあぶり出し、解決のための努力目標を定めるには会員総会が最初の大きな一歩となるにちがいありません。

 まず、情報交換。機関紙の第一号が、共通項設定に多少とも役立つものと思いますし、公益法人取得の目標にアプローチするための考える材料ともなるでしょう。

 正会員への勧誘はこれからが本番です。理事会が努力するためでなく、正会員の方々もできるだけ輪を広げていくことを考えてみてください。

 それらのことも、正会員総会での大きな議題となるものと思われます。

     ◇

 なお、公益法人取得のためには、定款の一部を変更しなければならないそうです。それに関しては総会で改めて説明されることになりますが、他にも会員と社員との違いなど、法律上のややこしいことがさまざまです。これも、一歩一歩解決していかなければならない問題でしょう。

kikuchi.jpg 
理事長 菊池康郎

(平成26年7月14日発行「日本の碁」第2号より)








最新記事